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朝市

日本の四大朝市を徹底解剖。地元ならではのグルメを見つける朝市へレッツゴー!

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休みの日の早朝に一か所に集まり、持ち寄った加工物や農産物などを売買する場所「朝市」。
新鮮な野菜や珍しい海鮮など、その土地によって色を変える朝市は、観光スポットとしても人気です。
今回は、気になる全国の朝市をご紹介します!

人生で一度は行きたい「日本三大朝市」

朝市の野菜

朝市を語る上で欠かせないのが、「日本三大朝市」

輪島朝市(石川県)・勝浦朝市(千葉県)・宮川朝市(岐阜県)の3つの朝市に加え、呼子朝市(佐賀県)も、日本を代表する朝市と言われています。

「日本三大朝市」とは”歴史のある朝市”のことを指すようなので、「四大朝市」と呼ばれるのも納得ですね。
早速、歴史が古い朝市を見ていきましょう。

その歴史は1千年以上!【石川県】輪島朝市

輪島朝市

石川県輪島市河井町本町通りにある「輪島朝市」は、平安時代から行われていたといいます。 1000年以上も歴史のある朝市なのです!

「輪島朝市」は、神社の祭礼日などに生産物を持ち寄って物々交換をしあっていたのがはじまり。
室町時代には毎月「4と9」がつく日に市が開催されるようになりました。

その後、明治時代には毎日市場が開かれるようになり、今では200以上の露店が立ち並ぶほど大規模なものとなり、たくさんのお客さんが訪れるようになったのです。

そんな「輪島朝市」は、全長360メートルほどの「朝市通り」と呼ばれる商店街で開かれます。
目の前に広がる壮大な日本海の海産物をはじめ、お惣菜や干物、スイーツや雑貨、さらにイートインできるお店などもたくさんあるのです。

時期を問わず種類豊富な魚介は、見た目も彩り豊か!
輪島港で捕れたのどぐろや紅鯛、カマスや赤がれいなどこの場所でしか食べられない新鮮な魚を堪能できます。

悩んだら、店主におすすめを聞くのが一番!
魚をさばいてくれる露店も多く、さばいてくれたものを食堂に持ち込んで食べることも可能です。

8時から12時までの間に開催されますが、11時頃から片付けに入るお店もちらほら。
確実に全部回りたいお店があるなら、早めの時間に行くのがおすすめです!

輪島朝市の豆知識

輪島朝市で露店を出すには、「朝市組合」に加入する必要があります。
自分のフルネームを書いた看板を店先の見えるところにつけて置かなければ、お店を出すことはできないのです。
先祖代々引き継がれているこの営業権は、少し厳しく聞こえますが、これもご愛敬。
各露店には、販売している人の名前が貼られてあるので、むしろ親しみが沸くんです。

輪島朝市

住所 石川県輪島市河井町本町通り
営業時間 8:00~12:00
開催日 毎月第2・第4水曜日、正月1・2・3日
アクセス のと里山海道を「のと里山空港IC」で降り、輪島市内まで約20分。/金沢から輪島まで2時間15分
公式サイト https://asaichi.info/

新鮮な勝浦の食材を楽しむ!【千葉県】勝浦朝市

勝浦朝市

天正の時代から400年以上続いている、千葉県の「勝浦朝市」では、水揚げされたばかりの魚介類や乾きもの、地元でとれた野菜や果実・花を堪能することができます。

地元の人はもちろん、観光客も多数訪れる人気の朝市です。

千葉県内で漁獲量2位を誇る「勝浦港」に近い勝浦朝市では、新鮮な味をはじめ豊富な種類の海産物が手に入ります。

フレッシュな産地直送の野菜や、珍しい野菜も。

イベント時には、露店主がコスプレをすることも?!
朝市会場をひときわ盛り上げてくれます。

勝浦タンタンメン

また、勝浦では「タンタンメン」が有名。
”ラー油たっぷりな醤油スープ・地元でとれたたまねぎとひき肉がたっぷり・ゴマなし”という特徴があり、もともとは体が冷えた漁師のために「なにか温かいものを」と作られた料理なんだそう。

朝市では、この勝浦タンタンメンを朝から食べられるお店も! 朝からガッツリ、勝浦グルメを楽しみましょう♪

勝浦朝市の豆知識

ひな人形勝浦朝市では、毎年2・3月にひな祭りが開催されます。
なんと、神社の60段の医師団に1,200体ものひな人形が飾られるんです。
その見た目は、もう圧巻!
イベント期間中は朝市も盛り上がります。
100年以上歴史のある「春祭り」をはじめ、「カツオ祭り」「大漁祭り」など1年を通じてお祭りが楽しめるので、いろんな時期に行ってみたいですね♪

勝浦朝市

住所 千葉県勝浦市勝浦37
営業時間 6:30頃~11:00頃
開催日 毎月1日~15日(下本町朝市通り)毎月16日~月末(仲本町通り)
定休日 毎週水曜日・元旦
アクセス (電車で)JR 外房線勝浦駅から徒歩約10分(車で)市原鶴舞ICから約40分
公式サイト https://www.katsuura-kankou.net/asaichitop/

「ようござったね~。」飛騨弁接客に心癒される!【岐阜県】宮川朝市

宮川朝市

岐阜県・高山の市街地2か所で毎朝開かれている「宮川朝市」は、江戸時代に10数店が並んで繁盛していたのが始まり。
情勢により各地点から多々移転を続け、現在の宮川沿いへと落ち着きました。

30-40店舗ほどの露店規模なので、30分程度で一回りできる小回りが利く広さも魅力。
観光の合間の時間や朝ごはんにちょっと寄るのには最適です。

「宮川朝市」がはじまった当初は量り売りが主流だったため、「養蚕」が売られていましたが、花や野菜も主流になってきました。
おばあちゃんや家族が手塩をかけて大切に育てた新鮮なお野菜もたくさん購入することができます。

また、飛騨高山ならではの「さるぼぼ」や、昔ながらのおもちゃを売っている露店も。
露店によって売られているものの特色も全く違うので、1店ずつ吟味しながら練り歩くのが楽しくなります。

宮川朝市の豆知識

「宮川朝市」は、とにかく人情溢れるふれあいが魅力!
「いろいろ見てってなあ。」「ようきてくれんさったな。」と飛騨弁で話しかけてくれるお店の人たち。
ちょっとしたおまけを付けてくれたり、常連になれば「久しぶりやなぁ。」と覚えててくれていたりと、初対面とは思えない温かいやりとりに、癒されること間違いなしです!

宮川朝市

住所 岐阜県高山市下三之町
営業時間 4月から11月:午前7時から正午、12月から3月:午前8時から正午
開催日 毎日
定休日 年中無休
アクセス JR高山駅より徒歩10分
公式サイト https://www.asaichi.net/

透明なイカだけが魅力じゃない!【佐賀県】呼子朝市

呼子朝市

「日本三大朝市」と調べると、上記の朝市の他に出てくる場所があります。
それが、佐賀県にある「呼子朝市」です。

透明なイカで有名な呼子港で、約100年も続いており、今の地元の生活に欠かせない存在となっています。

トロ箱の前のパイプ椅子に座っているのは、地元のおばあちゃん。
飾り気のない露店でおばあちゃんたちと交流できるのも、「呼子朝市」の魅力です。

江戸時代に漁師と農家が鮮魚と農産物をぶつぶつ交換していたのがはじまりの「呼子朝市」は、男衆が漁に行って捕ってきた新鮮な魚介類はもちろん、収穫したての野菜や果物を、女集が朝市に持ち寄って販売しています。

食べ方を教えてくれたり、おまけをしてくれる”気さくな朝市”です。
元旦以外は毎日開催されていますが、7時半から始まるこの朝市が活気づくのは、9時から9時半ごろ!

「見ていかんね~。」「おすすめだよ~。」とおばあちゃんたちの声が響く朝市通りは、どこか懐かしさを感じることができホっとします。

呼子朝市の豆知識

いかプレスせんべいイカが有名な呼子ならではのグルメ「いかプレスせんべい(600円)」は、観光客に大人気!
港で捕れた生のいかを豪快にプレスし、醤油でシンプルに味つけしたおせんべいは、香ばしいイカの風味とパリパリ食感がやみつきになります。

呼子朝市

住所 唐津市呼子町呼子 呼子朝市通り
営業時間 7:30~12:00
開催日 毎日
定休日 元旦のみ
アクセス JR唐津駅から徒歩約10分の大手口バスセンターからバスで約30分。呼子下車して徒歩1分
公式サイト https://www.asobo-saga.jp/feature/archives/000270

日本の四大朝市で地元ならではの食材を堪能して!

海鮮丼

その土地ならではの食材を楽しめるのが、朝市。
「あとで買おう」と思っていたら「売り切れていた」なんてことがないように、一期一会を大切に朝の時間を堪能したいですね。

早起きをして活気を感じながら、日本の四大朝市を楽しんでみませんか?

※画像はイメージです

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