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メロディライン

ドライブが楽しくなる♪速度を守って素敵なメロディラインを聴こう【全国】

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車で道を走っているとき。
「~~~~♪」
どこからか、オルゴールのような音色が聴こえてくることはないでしょうか?
それが「メロディライン」です!

「メロディラインって何のためにあるの?」「場所はどこ?」
今回はドライブでもぜひ寄ってみたい、全国のメロディラインをご紹介します。

メロディラインってなに?

ドライブ

メロディラインは、ある”一定の速度で車を走行するとタイヤと道路の摩擦によって音楽が流れるようになっている”んです。 「決められた速度」というのがポイントで、これによってスピード出しすぎの抑制にもなっています。

アスファルトやコンクリートの道路を横断する細い溝を作ることによって、音が出るという仕組みなんです。

メロディラインでは、その土地ゆかりのある音楽が流れるので他の場所では聴くことができない「その土地だけの音楽」を聴くことができます。

その数は日本国内に30以上もあるんだとか!
今回はその中でも、厳選して5つの県のメロディラインをご紹介します。

【北海道】知床の人情溢れる曲と日本唯一のしゃべる道路?!

知床

そもそも、この「メロディライン」は北海道にある篠田興業という会社の特許技術。 メロディラインが生まれた土地だからこそ、たくさんの音楽を楽しめそうですね♪

知床旅情(根津町/国道272号)

北海道標津郡標津町、川北北七線道路の基線から東側にある「標津町メロディーロード」は、日本で初めてつくられたメロディラインです。

”知床ブーム”を生んだともいわれる『知床旅情』に、耳を傾けてみてください。
夏は特に、一定速度で走るとよく聴こえるとのことですよ。

しゃべる道路(根津町/国道272号)

標津中標津間の国道272号線から標津町内サーモン科学館へ通じる道にあるのが、日本で唯一おしゃべりするメロディラインです。

「カーブです、カーブですスピードを落としてください」
「交差点です 交差点です スピードを落としてください」


知らないまま走っていたら驚いてしまうかもしれませんね…!

【群馬県】童謡やジブリ、ディズニーの曲満載!

こいのぼり

日本で一番メロディラインが多いと言われている群馬県。
そんな群馬県では、ジブリや童謡・海外の曲など、音楽のバリエーションも豊富です。

いつも何度でも(中之条町/国道353号)

ジブリアニメーション「千と千尋の神隠し」の主題歌『いつも何度でも』を聞けるのが、中之条町・四万温泉に向かう国道353号です。

四万温泉にある老舗旅館が、「千と千尋の神隠し」で出てくる油屋のイメージモデルと言われていることから、こちらが選曲されたと言われています。

こいのぼり(神流町/国道462号)

清流・神流川の空を雄大に泳ぐ、およそ800匹のこいのぼりが圧巻の「かんな鯉のぼり祭り」。
そんな神流川沿いを走るのが、国道462号です。
こいのぼりが空を泳ぐ光景が目に浮かぶ「屋根より高いこいのぼり~」というメロディは、まさに神流川にぴったりな曲です。

星に願いを(高山村/主要地方道渋川下新田線)

ディズニーアニメーション「ピノキオ」の主題歌である「星に願いを」が流れるのは、県立ぐんま天文台に向かう主要道路。
美しい星空を守るために「光環境条例」を制定している高山村ならではの選挙区ですね。

【和歌山県】道路に音符が描かれている♪

和歌山

見上げてごらん夜の星を(海草郡紀美野町/国道370号線)

山全体が世界遺産になっている「霊峰高野」への参詣道である国道370号は、「高野西街道」と呼ばれています。

この街道の活性化を図るために、本州で初めて作られたのがこのメロディラインです。
道路に音符が描かれているのもインパクトがありますね。

【広島県】子どもの心を掴む森のくまさんとトトロ

広島

世界遺産や美味しいものがたくさんある広島県は、観光地としても人気のスポットです。
広島県では、アニメを中心としたメロディラインを聴くことができます。

森のくまさん(世羅郡世羅町/国道184号)

全長26㎞ある「世羅高原ふれあいロード」で聞くことができるのが、童謡『森のくまさん』です。
「世羅高原ふれあいロード」は、2つの町を横断するように作られています。

このロードの真ん中あたり、国道184号線と交わる交差点の近くにメロディーロードがあります。

このあたりは、特にまっすぐな道が続く場所。
信号がないのでスピードを出しがちな場所でもあります。

50㎞というスピードを守って、森のくまさんを聴いてみましょう。

となりのトトロ~さんぽ~(世羅郡世羅町/432号)

約660mの区間で聴けるのは、映画「となりのトトロ」で使用された『さんぽ』です。
「誰もが知っていて、季節とは関係なく、気軽に車内で口ずさむことができる曲」を基準に選定されているとのこと。
老若男女問わずに楽しめそうな道路ですね!

【大分県】かの有名な音楽家・滝廉太郎のふるさと

大分

大分県が誇る作曲家・滝廉太郎のふるさとである竹田市では、彼が作曲した曲を聞くことができるメロディラインがあります。

荒城の月(国道502号線)

メロディラインから右手の山に見えるのが、『荒城の月』のモデルになったと言われる岡城址。
その岡城址を眺めながら聴けるのが、『荒城の月』です。
音階もはっきりとしているので、風景と音楽の融合を楽しむことができます。

速度を守ってメロディラインで地元ゆかりの音楽を楽しもう

ドライブ

速度抑制や危険な箇所に設置されているメロディライン。
交通安全を目的に作られているものですが、地元ゆかりの音楽を知ることもできます。

その土地にしかないメロディラインを聞きながら、安全にドライブを楽しみましょう♪

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